⑪決意
浮気や浮気疑惑が続くなか、
私の友達とA君の友達とみんなで
夜カラオケに行くことになった。みんなで何回か
遊んだりして仲良しだったから楽しみにしていた。
しかし、遊ぶ当日
多分ほんっっと小さい事だったと思うけどA君と
喧嘩をしてしまった。私たちのケンカが理由で
カラオケを中止にするわけにもいかず(^^;)
「あゆみ!俺に絶対話しかけんなよ!!」
『話しかけんし。』
と言い合いを続けながらカラオケへ。
カラオケに着くと、会った瞬間私たちか喧嘩を
しているのに気づくみんな(雰囲気悪すぎて。笑)
空気は最悪
A君の友達が場を盛り上げようと
「俺いっちば~んにうたお~♪」
私の友達も「飲み物頼もー!なににする?」
とA君に話しかけた。
しかし、絶頂に機嫌が悪いA君は無視。
その態度にむかついた私は
「A。なにがいいだって!」と話しかけてしまった
すると
バンッ!!!!
「話しかけんなっつったやん」
と昔流行った壁ドン♡
とは真逆の威圧感半端ない壁ドンが、、
一瞬で場が凍る。
私はその手を払いのけて部屋を出た。
怖くてカラオケ店の駐車場で座り込む私。
追いかけてきた友達が「大丈夫?」
と声をかけてくれた。座り込みながら
『…うん、ごめんね』と答えていると、
「おい。」と近づいてくるA君。
怖い。と思い顔を上げられないでいると、
腕を引っ張りながら「立てって。戻るぞ」と
無理に立たせようとするA君に
「やめなよ!あゆみ怖がってんじゃん。」
と友達が言ってくれた。
さすがに私の友達には怒鳴る事はなく
A君は掴んでた腕を離して部屋に戻った。
(友達がマジ神だと思った。。)
いまでもあのカラオケ店みると
嫌な思い出が蘇る。。嫌な過去。
でもその日の夜。私はすごく色んなを考えた。
怒ると怖いA君。浮気・浮気疑惑があるA君。
でも悪いところだけじゃなくて優しいところも
たくさんあるA君もいる。
などなど・・・(..) だけど…私も限界だった
そして“もう無理だ。別れよう”と別れを決めた。
次回▷▷さようなら
⑩友情とは
私にはとても仲のいい中学の同級生“ゆい”がいた。
ゆいはA君の友達と付き合っていてよく4人で遊んだり、
お互いの彼氏の相談をしていた。大の親友(・∀・)
ある日、A君の家に当時めっちゃくちゃ人気があった
西野カナのCDが置いてあった。しかしA君が買う事が
想像できず『このアルバム買ったの?』と聞くと
「あー。
この前TSUTAYばったりゆいちゃんに会った時借りた」
と答えた。ゆいは大の親友と思ってたからなんの疑いも
することなくその時は「へーそうんだ!私も聴きたい♪」
と言って終わった。
しかし2日後。
いつものようにゆいとランチをしながらお互いの
彼氏の愚痴や相談事をしたり、プリクラ撮りに
行ったりして楽しく遊んでいた。夕方になり、
ゆいが用事がある。ということで帰ることに。
「今日はA君と会わないの?」
『今日は会う約束してないねー』
「そうなんだー!喧嘩するなよー♪」など
何気ない会話をして別れた。
その日の夜★★
バイトが休みのはずのA君と連絡が取れなかった。
メールの返事がなく、なんだかモヤモヤした私は
23時過ぎにA君のアパートへ向かった。
なんだろう。嫌な予感がする。。
と思いながら車を走らせた。
A君のアパートまで数メートル。
坂を下りたらA君の住んでるアパートしかない坂道で
ゆいの車とすれ違った。
え、、?なんでゆいが???
と思いながら駐車場に車を止めたと同時にA君から
【ごめん。熱あって寝てた。】とメールがきた。
A君の部屋の電気は消えていた。
さすがに疑った。
【うそつき。今駐車場にいるよ】
とメールするとA君から着信。
「なんで?どうしたのこんな遅くに」
『いまゆいとすれ違った。』
「話すから中に来て」
と言われ電話を切って部屋に向かった。
『なんでゆいがいたの?』
「△△(ゆいの彼氏)の相談を受けてた」
『電気消えてたけど。』
「・・・」
『・・・』
『もういい。。帰る』と帰ろうとすると
「ごめん。ほんとにごめん。。」
『なにがごめんなの?
なんかあるからごめんなんでしょ?涙』
「最初は本当に相談に来たんだけど、、
ゆいちゃんが誘ってきて、、しちゃった。」
「でも、俺本当にあゆみだけが好きなんだよ。
魔が差した。。まじごめん」そういって泣くA君。
なんであなたが泣くの…泣きたいのは私だよ。。
彼氏に裏切られた。大の親友ゆいにも裏切られた。
どうしたらいいのか分からず、謝ってくるA君に何も
返すことが出来ずただただ泣き続けた。
しばらくしてCDの事を思い出した私は
『CDは私が返す。もう絶対会わないで』と言って
机に置いてあったCDを取った。
「わかった。もう絶対に会わない!約束する」
「だから、、別れないで」
泣きながら訴えるA君を私は
『…わかった。』とまた許してしまった。
その日に白黒はっきりつけないと
気が済まない性格の私は“考える”という
選択ができなかった。
女の涙はズルいってよく言うけど…
男の涙もズルい。
私は本当にA君しか見えてなかったんだと思う。
何されても言い包められ、許してしまう。
そして当時の私は、A君は許したのにゆいのことを
許すことが出来ず、、(;・ω・)/
その夜、A君家から帰るその足でゆいの家まで行き
そっとポストにCDを入れて連絡を絶った。
それからゆいとは全く連絡を取らなくなり、、
わたしは親友を失った。
そして人を疑う。ということを知った。
次回▷▷決意
⑨ストラップ事件
付き合って1年が過ぎた。
付き合って2回目のクリスマス。
彼とA君と一緒に過ごす約束をしていた。
プレゼントも用意して楽しみにしていた私に
A君がクリスマス3日前に
「ごめん。クリスマスの日急にバイトが入った。。」
と言ってきた。『えー。楽しみにしていたのに( ´; ;)』
と言うと「まじごめん。次の日は絶対空けておくから」
言われ、仕方ないか。と思い
しぶしぶ『分かった』と返事をした。
クリスマス当日
A君と過ごすはずだった私はなにも予定を入れておらず
実家で家族と過ごした。バイト終わりにいつもなら
メールをくれるA君だったが、
なぜかこの日はメールが来なかった。。
嫌な感じがした私は、次の日の朝A君家に向かった。
合鍵を持っていた私はA君の部屋に入るとA君は寝てた
『おはよー』と起こすと、寝ぼけた様子で起きてきた。
「今何時?」と言いながらポケットから携帯を取り出し
携帯をいじり出すA君。『もう11時だよ?』と答え、
ふとA君の携帯を見ると
・・・え????
携帯にRICOとかかれたストラップが。。
ええ?私ってりこだっけ?
とアホな事しか頭が回らなくなってる私。
ストラップを付けてることに気づいてないA君は
普通に会話を続けている。←(ほんとバカ。)
A君の話は全然耳に入ってこなくなり
A君が携帯をポケットに入れた瞬間私は
『ねぇ。携帯みせて。』と言った。
「…え。なんで?」と答えるA君に
『中じゃなくて外側だけでいいから』というと
「ちょっとトイレ行ってくる」と言いトイレに行った。
5分くらいでトイレから帰ってA君は私に「はい。」
と携帯を差し出してきた。
ストラップを外した状態で。。"(-""-)"
さすがに、はぁぁ!???となった私は
『ストラップ外したやろぉぉ!!!』と怒った。
「なにが?」ととぼけるA君。
『ストラップ付けてたやん。。りこってだれよ。
私りこじゃない!』と意味分からない怒り方をするを私
そういうやりとりをしばらく続けるとA君も観念したのか
「実は昨日バイトの後みんなでカラオケ行って
バイトの子が彼氏に振られて彼氏にあげるはずだった
ストラップを“つけて”ってノリでつけてきただけ!!
変な誤解されたくなかった、」
と言い訳を始めた。
今思うとほんっっとしょうもない言い訳なのになぜか
当時の私は納得?してしまい(;・∀・)
『嫌だからもう付けないで!』と言うと
「そうだよね。嫌な思いさせてごめん」と謝ってきた。
みなさん。お気づきですか?“りこ“とは
【友達の携帯】で出てきた、あのA君が間違って私に
メール送ってしまったお相手。
バカな私はその時気づくはずもなく( ;∀;)
ストラップのことを許してしまうのでした、、
次回▷▷友情とは?
このマスクまじ小顔効果あるし、
くすみカラーで可愛すぎ♡
夏向けの冷感ありだから興味がある人は
是非使ってみて(^^)♡♡♡
⑧夜中に爆走
街でブチギレから1ヵ月が経過した。
普通に2人で定食屋さんでごはんを食べていたとき、
最初は楽しく会話しながらごはんを食べていた。
食べ終わって店を出る前にトイレに行きたくなった私は
『ちょっとトイレに行ってくる』と言って席を外した。
トイレから戻ると
・・・え??
なぜかA君怒ってる。(;'∀')(;'∀')(;'∀')
ほんの5分前まで笑ってたのに。。
「出よ」
『…うん。』とりあえず店を出てA君の車に乗る。
沈黙が続く。
気のせいだと思いたい私は
空気を変えようと思い『どこ行く~?』というと、
「いや。もう(家)送るよ」『なんで?私なにかした??』
と聞くと「自分で考えろよ!」と怒鳴るA君。
(気のせいじゃなかったー--( ;∀;))
家の前に着いてしまい、
考えてもなんでA君が怒ってるのか分からなかった私は
『ごめん。考えても分からないんだけど…』「降りて」
え・・・「降りろ!」
何も言えず、怖い+イライラした私は
車の椅子をバンッと叩いて車を降りた。
するとA君ブチ切れ。(笑)
「おまえ!!!」と車を降りてきた。
とっさにヤバい!と思った私は家は目の前だったのに
家に入らずひたすら走って逃げた。
逃げる私を追いかけてくるA君。
殺されるかも。と本気で思った私は全速力で逃げた。
(当時まじ殺される!!!!!と思った。笑笑)
しかし、野球部の彼に勝てるわけがなく(´;ω;`)
背負ってたリュックを掴まれた。
「おいっっ!いい加減にしろ!」と怒鳴るA君。
怖くて泣いて座り込む私の腕を掴んで「立ってって!」
と引っ張るA君。怖くて動けない私。
すごく強く腕を掴んでたA君が急に座り私を抱き寄せた。
それさえ怖かった私は固まって動けずにいると
「ごめん。ごめんね」と優しい声で言い始めた。
その声で少し安心した私『怖かった~(´;ω;`)…』
と言うと「ほんとごめんね」と
(今思うとまじDVする人の典型的なパターンよね)
落ち着いてきた私だったが、怖くて動けなかった私を
A君がおんぶして車まで戻った。戻りながら
『なんで怒ってたの?』と聞くが「もういいから。」
と言われ結局なんであんなに怒ってたのか未だに
謎のまま。(-_-;)
次の日腕にはA君が掴んだ手形が残ってた。笑
こんなDVなんて早く別れたらよかったのに、
その判断が出来ず、ずるずる付き合っていた私に
これからもっとあり得ないことが続きます。。
次回▷▷ストラップ事件
⑦恐怖
私の夏休み終盤。高校の友達から飲みに誘われた。
A君に『友達に飲み誘われたから明日行ってくる。』
と伝えると、「え?男?女??」
『?女だよ(・∀・)?』と答えると
「分かった。迎えいくね」と言われて
優しい♡とか思ってしまっていたアホな私。
『ありがとう。終わったらメールするね!』
飲み当日。久しぶりの友達との街飲み ♪
居酒屋で女3人で学校の話やお互いの恋愛話で
盛り上がっていると
「〇〇ちゃん?」と私の友達に声をかける男性。
「えー△△君じゃん。久しぶり!!」
と友達の中学の同級生だったみたいで、
「××もいるよ。ちょっと一緒に飲もうよ。」
と言って男2人が私たちの席に座った。
私だけその場を離れるのも場違いだよね。
と思って私もお酒が入り楽しくなっていたから
そのままその男の人たちと一緒に飲んでいた。
30分くらい一緒に話して男たちは帰って行った。
そして私たちも帰ろう。ってなりお会計を済ませ
店を出ると
なぜかA君が店の外に!
しかもすごい怒った顔をして。。
最悪
え!!?お店の場所伝えてないのになんで??
と思って『どうしたの?』と言い終わる前に
「どいつ??!」とだれかを探している様子
あ…男と飲んだのがバレたんだ。と分かった。
(たまたま同じ居酒屋にいたA君の後輩が私を
見つけてA君に連絡したらし。余計な事をヽ(`Д´)ノ)
『いいから。説明するから!』
とA君を引っ張るも振り払われ「どこにいるとか!!」
と街の中を探し始めた。私の友達もA君に
「私の同級生がたまたま居て…」って説明するもA君は
無視
さすがにイライラした私は友達に『ごめんね、私帰る』
と伝えて一人で歩いて行った。
するとA君は私を追いかけてきた。「送る!」
『いい!!!帰れる!』
「ごめん。男と飲んでるって聞いて俺イライラして…」
『…男の人は友達の同級生でたまたま同じ居酒屋にいて
30分くらい一緒に飲んだだけだよ?
連絡先とかも交換してない。一緒に飲む事になったのを
連絡しなかったのはごめん。でも街であんなんされたら
友達だって怖がってたし、私もいやだ。』
「そうだよね、、ほんとごめん。」
と言って抱き寄せられた。あんなに怒ってたA君とは別人
みたいに優しいいつものA君。
そして『わかった…いいよ。私もごめんね』
とまたまた許してしまうバカな私。
でも、
これをきっかけにA君はたびたび凶変するようになった
▷▷次回、夜中の爆走
⑥友達の携帯
私の学校は夏休みに突入。
A君の大学も夏休みに入ったが、
A君は毎日のように部活があった。⚾
いつものようにA君から
“部活いってくる”のメール。
“頑張ってね(^^)/”と送ろうとしたその時
また続けてメールが。
ん??なんだろうと開くと…
“りこちゃん、おはよう(^^♪今日もバイトかな?
俺は今から部活だよーバイト頑張ってね”
と長文のメールが。
え???なにこれ?
“りこちゃんってだれ?”と送るも、部活に行ったのか
返信は帰って来ず。は?どういうこと??と頭は混乱
私にはあんなに短文だったのに対して、
りこちゃんって人にはこんなに長文。
ってかまずりこって誰??っとなった私はただただ
A君が部活終わって返信してくるのを待つしかなかった
(今のラインと違って、メールは【既読】とかなかった
から相手が見たのか見てないのかもわからなかず、
ひたすら返信を待つしかなかったなぁ笑)
13時過ぎ。部活が終わったA君から着信
「ごめん。だい(A君の部活仲間)が携帯忘れて、
りこちゃんっていい感じ中の女の子にどうしても
メールを送りたい。っていうから自分の携帯貸したら
間違えてあゆみに送っちゃったみたい。」と。
頭がついていかず『・・・ん??』てなってると
だい君に代わって
「あゆみちゃんごめんねー
俺が間違えたんよー申し訳ない」
と。今思うと絶対にありえない話なんだけど(笑)
その時は友達も言ってるし。そうなんだろうな。と思い
『そうだったんだー
びっくりしたじゃん!(・∀・)』
ってなぜか納得してしまった。
ほんっっとあり得ない。いま考えたらほんとあの時
納得した自分はアホすぎるんだけど。ww
まだまだ20歳の私は世間知らずで、こんな簡単に嘘を
つく人がいるなんて思いもしてなかったんだと思う。笑
しかし、
このりこっていう人物は後に何度か登場することになる
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン。
▷▷次回、恐怖
⑤浮気疑惑
付き合って半年経った夏の日。
A君に頼まれてデジカメで撮った写真を現像しに行った。
デートでよくA君のデジカメで写真を撮ってたから、
溜まっていた写真を見ながら“ここ楽しかったなぁ”とか
一人でにやけながらカメラ屋さんで写真を選んでいた。
すると、
ん( ^ω^)・・・??
見覚えのない写真が。
遊園地で男2人女2人で楽しそうに映っている写真。
よくみると男の1人はA君。
え…なんで??どういうこと??
今までにやけていた顔が一瞬で凍り付いた。
なんでA君が映っているの?
日付を見たら1ヵ月前。私が実習で忙しかった時期。
何も考えられなくなり選んだ写真も現像せずに店を出た
夕方、A君と合流。
「写真現像できた?」と笑顔で聞いてくるA君
私は無言で首を横に振った。
「え?なんで??SDカードおかしかった?」
『△月□日だれとどこ行ったの?』
私の質問に少し焦った様子をみせたA君だったけど
「あー-。友達の×××遊園地行ったよ」
『写真の女の子はだれ?』
という私の問いかけに食い気味に
「友達友達!ごめん。言ってなかったね」
『…聞いてない。△月□日って
私が実習で忙しかったときだよね?』
「そうだよ。あゆみが実習で大変そうだったから、
余計な心配かけたくなかったから言わなかったけど
女友達もいた。言わなくてごめんね。」
私が黙ってうつむいていると
「ほんと全然友達だから」
(…え。これはほんとうなの?よく分かんない。
でもほんとに友達だったら、
ここでせめるのは違うよね。。)
って当時は思ってしまっていたバカな私は、
彼を責めることが出来なくて
『友達なんだ。そっか。そうだよね!
疑ってしまった。ごめん(´;;`)』 と謝った。
多分この時の私はA君が大好きだったから、
責めて嫌われたくないって気持ちがあったんだと思う。
いま考えると本当に大馬鹿です。笑
「浮気したと思った?おれにはあゆみだよ。
こんなにあゆみのこと好きなのに
浮気なんてするはずないじゃん。笑」
そうだよね。A君が浮気なんてするはずない。
と自分に言い聞かせてその日は仲直りした。
私はこうやって言い包められて
浮気をされ続けます。(;・∀・)笑
次回▷▷友達の携帯…?