波乱万丈な恋

過去の恋愛エピソード。噓のようなほんとの話

⑩友情とは

私にはとてものいい中学の同級生“ゆい”がいた。

ゆいはA君の友達と付き合っていてよく4人で遊んだり、

お互いの彼氏の相談をしていた。大の親友(・∀・)

 

ある日、A君の家に当時めっちゃくちゃ人気があった

西野カナのCDが置いてあった。しかしA君が買う事が

想像できず『このアルバム買ったの?』と聞くと

「あー。

この前TSUTAYばったりゆいちゃんに会った時借りた」

と答えた。ゆいは大の親友と思ってたからなんの疑いも

することなくその時は「へーそうんだ!私も聴きたい♪」

と言って終わった。

しかし日後。

いつものようにゆいとランチをしながらお互いの

彼氏の痴や相談事をしたり、プリクラ撮りに

行ったりして楽しく遊んでいた。夕方になり、

ゆいが用事がある。ということで帰ることに。

 

「今日はA君と会わないの?」

『今日は会う約束してないねー』

「そうなんだー!喧嘩するなよー♪」など

何気ない会話をして別れた。

その日の

バイトが休みのはずのA君と連絡が取れなかった。

メールの返事がなく、なんだかモヤモヤした私は

23時過ぎにA君のアパートへ向かった。

なんだろう。な予感がする。。

と思いながら車を走らせた。

 

 

A君のアパートまで数メートル。

坂を下りたらA君の住んでるアパートしかない坂道で

ゆいの車とすれ違った。

 

、、?なんでゆいが???

と思いながら駐車場に車を止めたと同時にA君から

【ごめん。熱あって寝てた。】とメールがきた。

 

 

A君の部屋の電気は消えていた

 

 

 

さすがに疑った。

【うそつき。今駐車場にいるよ】

とメールするとA君から着信

「なんで?どうしたのこんな遅くに」

『いまゆいとすれ違った。』

「話すから中に来て」

と言われ電話を切って部屋に向かった。

『なんでゆいがいたの?』

「△△(ゆいの彼氏)の相談を受けてた」

『電気消えてたけど。』

 

「・・・」

『・・・』

 

 

『もういい。。帰る』と帰ろうとすると

「ごめん。ほんとにごめん。。」

『なにがごめんなの?

なんかあるからごめんなんでしょ?涙』

 

「最初は本当に相談に来たんだけど、、

ゆいちゃんが誘ってきて、、しちゃった。」

「でも、俺本当にあゆみだけが好きなんだよ。

 魔が差した。。まじごめん」そういって泣くA君。

 

 

なんであなたが泣くの…泣きたいのは私だよ。。

彼氏に裏切られた。大の親友ゆいにも裏切られた。

どうしたらいいのか分からず、謝ってくるA君に何も

返すことが出来ずただただ泣き続けた。

 

しばらくしてCDの事を思い出した私は

『CDは私が返す。もう絶対会わないで』と言って

机に置いてあったCDを取った。

「わかった。もう絶対に会わない!約束する」

「だから、、別れないで」

泣きながら訴えるA君を私は

 

 

『…わかった。』とまた許してしまった。

その日に白黒はっきりつけないと

気が済まない性格の私は“考える”という

選択ができなかった。

 

女の涙はズルいってよく言うけど…

男の涙もズルい。

私は本当にA君しか見えてなかったんだと思う。

何されても言い包められ、許してしまう。

 

 

そして当時の私は、A君は許したのにゆいのことを

許すことが出来ず、、(;・ω・)/

その夜、A君家から帰るその足でゆいの家まで行き

そっとストにCDを入れて連絡を絶った。

 

それからゆいとは全く連絡を取らなくなり、、

わたしは親友をった。

そして人を疑う。ということを知った。

 

次回▷▷決意